変形性膝関節症
膝に水がたまる(関節液の貯留)
立ち上がり時の痛み
歩きはじめの痛み
階段の上り下りの困難
膝の変形(膝が伸びず、ピンと直らない)
このような症状でお困りの方は『変形性膝関節症』かもしれません。
変形性膝関節症に対する当院の考え
変形性膝関節症は特に40代以上の女性による発症が多いと言われています。
これは、生まれつき骨盤の被りが浅いことが原因とされています。
変形性膝関節症の予防対策として、以下のことが効果が期待できます。
・食事の栄養バランスを整える
・適度な運動を行い体重をコントロールする
・弾力性のある靴を選ぶ
・適正な杖やカートを使用する
変形性膝関節症の施術において、当院では以下のことが可能です。
・膝の痛みの軽減と可動域の向上を目指します。
・EMSを使用して筋肉を弛緩・収縮させ、血行を促進します。これにより、発痛物質や疲労物質などの老廃物が流れ、痛みの軽減に効果が期待できます。
・大腿四頭筋の強化訓練や関節可動域の改善訓練など、運動器リハビリテーションを行います。
・膝を温めるなどの物理療法も取り入れます。
・必要に応じて足底板や膝装具の作成も行います。
以上の施術により、変形性膝関節症の痛みの緩和と可動域の向上を目指します。
ご興味のある方は、ぜひ当院をご利用ください。
変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか
変形性膝関節症を放置すると、歩行が困難になりしゃがんだり正座ができなくなることがあります。
また、階段の昇り降りも困難になることが多いです。
O脚やX脚という脚の変形も生じる可能性があります。O脚は足を内側に開いて歩くような姿勢で、X脚は足が内向きになる姿勢です。
これらの変形も放置すると進行する可能性があるため、注意が必要です。
さらに、変形性膝関節症の進行により、膝関節内の軟骨が摩耗し、痛みが悪化し、水がたまることがあります。
水がたまる状態は他人からも目立つほどの腫れを引き起こすことがありますので、注意が必要です。
進行が進めば膝の伸展が制限され、杖なしでは歩行が困難になる場合もあります。
また、長時間の歩行も困難になるため、注意が必要です。
変形性膝関節症の軽減方法
日常生活においては、以下の対策をおすすめします。
ストレッチ: 筋力低下を防ぐために大腿四頭筋やハムストリングスなどの大きな筋肉をストレッチすることが重要です。柔軟性を高めることで関節の安定性を向上させ、変形の進行を防ぐ効果が期待できます。
適度な運動: 散歩などの軽い運動で歩く頻度を増やすこともおすすめです。適切な運動を行うことで関節の動きを促進し、筋力や柔軟性を維持することができます。
サポーターの着用: サポーターを使うことで関節の安定性を向上させ、膝にかかる負荷を軽減することができます。
熱を利用したケア: 膝周辺の筋肉を温めることで血流を促進し、筋肉の柔軟性を高めることができます。湿布を貼ることや温めるパッドを使うことで痛みを軽減させることができます。
痛みの軽減方法: 炎症を抑えるために湿布を使用したり、痛み止めの薬を服用することも考慮できます。ただし、医師の指示に従って使用するようにしましょう。
体重の管理: 肥満体型の方は体重を減らすことで膝への負担を軽減することができます。食事に気をつけたり、適切な運動を取り入れることが重要です。
ヒアルロン酸注射: ヒアルロン酸注射は痛みを軽減するための方法として考慮されることがあります。医師の診断と指示に基づいて施術を受けるようにしましょう。
これらの対策を継続的に行うことで、変形性膝関節症の症状の軽減や管理に役立つことが期待されます。
変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?
当院では、以下の施術メニューをおすすめしています。
EMS(電気筋肉刺激): 歩行時に痛みが出る方に効果が期待できる施術です。電気刺激を用いて筋肉を動かし、痛みを軽減させることが期待できます。
楽トレ: 足の動きが制限されている高齢の方に向けた施術です。特殊な電気刺激を使い、インナーマッスルを鍛えることができます。
筋膜ストレッチ: 起立や歩行時に足が上がりづらい、つまづきやすい方におすすめの施術です。大腿四頭筋やハムストリングスなどの筋肉をストレッチすることで柔軟性を向上させることができます。お体の状態や症状に応じて最適な施術プランを提案いたしますので、ご相談ください。
その施術を受けるとどう楽になるのか
EMSは、太ももの前側や膝周りの筋肉に電気刺激を与えることで筋肉の柔軟性を向上させ、血流を促進する効果が期待できます。そのため、歩行時に膝の痛みを感じる方には痛みの軽減や歩行の容易化に役立ちます。
楽トレは、インナーマッスルと呼ばれる姿勢保持に必要な筋肉(腸腰筋など)を鍛えることができる施術です。膝にかかる負担を軽減し、筋力を強化することで、歩くとすぐに疲れてしまう方や動作の開始時の負荷を軽減する効果が期待できます。
筋膜ストレッチでは、ももの筋肉や臀部の筋肉を柔軟にすることで、膝周りの筋肉の柔軟性が向上します。
これにより、立ち上がりや歩行時の足の動きがスムーズになり、つまづくことを防ぐことが期待できます。
軽減するために必要な施術頻度は?
変形性膝関節症の症状の軽減には個人差があり、一般的には3~4か月程度で徐々に痛みが軽減していきます。
初期の関節症であれば2~4週間程度で症状が消失することもあります。
しかし、中等度以上の症状の場合は関節の可動域制限などがあり、施術期間が長引くことがあります。
中程度の症状でも6ヵ月ほど痛みの軽減が持続するケースも見られます。
重度の変形性膝関節症の場合は、痛みが軽減するまで毎日の施術をお勧めします。
なぜなら、重度の症状では痛みがなかなか軽減されず、施術を受けた後でも2、3日で痛みが戻ることがあるからです。
初めは毎日または週に3日から4日のペースで施術を受け、痛みがかなり軽減された後は週2日のペースで施術を続けることが重要です。
ただし、個々の症状や進行度によって施術の頻度や期間は異なる場合があります。
ご不安な点がありましたら、まずはお気軽にご相談ください!