悩みタイトル

手根管症候群にはこのような症状があります。
初期に第2指、第3指が痺れ 痛みがでる。
最終的には親指から環指の母指側3本の指に痺れ。
痛みは朝方に強く痺れで目が覚めることもある。
酷くなるとボタンかけやつまみ動作が困難になる。
手を振る、指を曲げる動作をすることで楽になることがある。
などがあります。
手根管症候群は仕事やスポーツで手を使う人に発生するしますが、特に妊娠や出産 更年期の女性に多く発生する特徴があります。またホルモンの乱れなどで発生することもありますが原因は明らかにはなっておらず、日常生活の動作に大きく障害をもたらします。

手根管症候群に関する当院の考え

手根管症候群の特徴として、母指球筋が萎縮し痩せて見える、手指の対立動作が困難になる事が挙げられます。
第1指(親指)~第3指(中指)、掌側(手のひら側)に痛み(熱い感じ、焼けるような感じがすると訴える方もいる)、シビレ、夜間痛を感じる方が多いです。
感覚低下もあり、軽く何度か手を振ると痛みが軽減する人もいます。
手関節を動かす頻度が多いと、腱が太くなり、正中神経が圧迫される事が原因と考えられています。
手根管症候群が進行すると手から肘、肩に感覚異常を感じます。知覚異常は手関節のみです。症状によって尺骨神経管症候群との鑑別が必要です。

手根管症候群はなぜ起こるのか?

手根管症候群の原因は様々です。腱鞘炎などの手首の炎症や、手首の使い過ぎによる筋肉の肥大が起こると、それにより手根管内を通る正中神経が圧迫され、特に親指から薬指の半分に痺れなどの感覚異常が見られます。
具体的な原因としては、長時間のスマホの操作やパソコンのキーボードの操作、仕事や家事の際に同じ動作を繰り返す事などが挙げられます。
また、手首の使いすぎや怪我とは関係なく、産前産後の時期や更年期の女性にも多く見られる症状です。ホルモンバランスの乱れにより腱鞘が浮腫み、手根管内に圧がかかることが原因と考えられています。

手根管症候群を放っておくとどんな症状が現れるのか

手根管症候群を長い間放置してしまうと、母子球筋という親指の付け根に当たる筋肉が萎縮してしまい握力低下してしまいます。また手首にある正中神経が圧迫され第1指から第4指にかけて痺れや痛み、手の使いにくさが起こってしまいます。
日常生活を送る上で物を掴む、握る、つまむといった動作や感覚に影響が出てしまうため、ボタンをかける動作・ペットボトルキャップを開ける動作など支障をきたしてしまいます。進行すると動作だけでなく痛い、熱いといった感覚低下も起こる場合があるので注意が必要です。また一度筋力低下が起きる筋力を回復させるまで長期の時間がかかってしまうため、放置するのではなく早期の改善が必要となってきます。

手根管症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?

手根管症候群の改善に効果的な当院の施術メニューとしては電気や鍼がおすすめです。
手根管症候群は仕事やスポーツなど手首の使いすぎにより、手首にある手根管というトンネルを通る正中神経が圧迫され、さらに手首の運動が加わり痛みやシビレが出る事から、手根管の中を通る腱、その周りの筋肉の硬さを取り柔軟性を出してあげる施術が効果的です。
電気や鍼は筋肉を緩める効果があり、さらにシビレに関しては鍼で直接アプローチすることでシビレの軽減が見込めます。
ただ、施術するにあたっても大前提として手首を使いすぎず安静に保つことが大切なので、ご自身で普段から運動中やお仕事で手首を使いすぎていないか注意してみましょう。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院の施術では電気と鍼があります。
電気では手根管の中を通る腱 靭帯 その周りの硬くなった筋肉に(数値)電気を流し柔軟性を取り戻しボタンかけやつまみ動作と言った日常生活の動作が楽になります。
鍼では手根管の中を通る腱につながる筋肉や正中神経、手根管のツボに鍼を直接アプローチすることによりシビレ感を軽減させることができます。 この2つの施術は短期間で終わるのではなく、個人差はありますが定期的に施術を行うことで効果が現れます。また、電気や鍼をしている最中にでも手首を冷やさないように腕抜きやタオルを巻いたり腕を心臓よりも高くすることなど色々な工夫をするこによりさらに効果を得られます。

改善するために必要な施術頻度は

痛みやシビレなどの症状がきつい方であれば毎日の施術をオススメします。人間のお身体は施術をしてから約72時間で状態が元に戻ると言われており、手首に関しては日常生活でも使わない日はないくらい多く使うので手首にかかる負担が大きい為、毎日施術出来るのが理想です。毎日が難しい方もいらっしゃると思うので、そういう方はお身体が元の状態に戻ってしまう72時間の間に1回施術が出来ると効果が持続出来ます。