ヘルニア
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腰が痛い
脚が痺れる
腰、足が疲れる
重い物を持つと疲れが増す
動きにくい
などがヘルニアの症状としてあげられます。
何故このような症状が出るかというと身体の中心である腰椎の周りで椎間板が身体に悪さをしているためです。特に腰の痛みを感じる方は多少なりともヘルニアになっている可能性があります。
ですが、ヘルニアになったからと言って人生が終わりだとか老後は歩けなくなるなどの悲観をしないでください何故ならばヘルニアは完治する物ではありませんが、症状を軽減することはできるからです。
色々な治療がありますので、このブログの中で触れていきます。
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ヘルニアに対する当院の考え
椎間板ヘルニアとは大雑把に言ってしまえば腰椎の椎間板つまりクッションのような場所が身体に特に腰椎周りの神経や筋肉を虐めている状態です。
細かくお話しすると腰椎は骨、椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目を担っています。その一部が出てきて神経や筋肉を圧迫して症状がでてきます。椎間板が加齢などにより変性し断裂して起こります。悪い姿勢での動作や作業つまり肉体労働や長時間のデスクワーク、喫煙などで動脈血硬化が進みヘルニアが起こりやすくなることが知られています。
あくまで上で触れたのはなりやすいどんな人がなるのかということだけです必ずしも上の人がなるわけではありませんし、逆を言うと上に当てはまらなくてもなる人はかなりの数いらっしゃいます。
例えば主婦の方で普段身体に負担が少なくてもいつの間にかヘルニアなんてこともあります。
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ヘルニアを放っておくとどうなるのか
ヘルニアを放っておくなんて考えられませんが、ヘルニアを放っておくとどうなるかお話しします。
まずは椎間板ですが、今までは身体のクッションのように働いていた部分が身体に牙をむきます。どういう風になるかと言うと痺れや痛みがドンドン強くなり、身体は曲げにくくさらに身体を起こすのも辛くなるでしょう。
もっと言えば他の腰椎も身体のバランスが崩れて、元の体重を支えられなくなり、違う場所でヘルニアが発生してしまう可能性すらあります。
腰椎はどうなるかと言うと椎間板と同じようにバランスが崩れ今まで綺麗に乗っかっていた腰椎が逸脱したり、割れたり、潰れてたりとたった一つの椎間板のせいで身体のいたるところでこのようになってしまいます。
もちろん腰椎だけでなく頸椎などの遠く離れた椎骨が同じヘルニアになる可能性すらあるのです。 -
当院のヘルニアに対する施術とは
椎間板ヘルニアの治療法には、保存療法と手術療法がある。椎間板ヘルニアは、自然治癒することもあるため、多くは保存的な治療を行って症状の改善を図るが、歩行障害や膀胱障害を生じた場合や、痛みやしびれのために日常生活が過度に制限される場合には、突出した椎間板を取り除くための手術が行われる。
・保存療法
症状を誘発するような動作を行わないことが重要。主に下記の3つが行われる。
①神経ブロック
②薬物療法
③理学療法
・手術療法
突出した椎間板を取り除く手術が行われる。
保存療法を行っても痛みがとれない場合や、脚に麻痺がある場合、または、日常生活に支障があって本人が希望する場合などに行われる。
しかし、手術を行っても再発することがあり、再発した場合には、さらに治療が難しくなることが多い。
主に下記の3つが行われる。
①後方椎間板切除術
②椎間固定術
③経皮的椎間板療法当院の施術としては、下肢伸展挙上テスト(SLR)の有無を確認し、
陽性である場合には電気での治療や鍼での治療が似つかわしい。陰性の場合には骨盤矯正も可能ではあるが、なるべくは電気での治療、または鍼での治療を勧める。 -
その施術を受けるとどう軽減するのか
当院では椎間板ヘルニアの患者様に対して指圧とその他に症状を判断し主に3つの治療(矯正治療、鍼治療、電気治療)があります。
初めにテスト法、下肢伸展挙上テスト(SLR)、大腿神経伸展テスト(FNS)、スパーリングテストなどを行った上で、例えば下肢伸展挙上テスト(SLR)がプラスに出た場合は矯正治療をやる事は危険なので鍼治療か電気治療で対応します。
鍼治療の場合は神経の刺激が弱まり症状によっては治療直後からシビレや痛みが軽減し楽になるなどの効果が実感できることもあります。
椎間板ヘルニアで症状が軽い方やSLRマイナスだった場合には矯正治療を行います。
椎間板ヘルニアの場合に多くの方に見られるのが骨盤の歪みであり左右差があるので骨盤矯正をやり骨盤の歪みを整えてあげることでシビレや痛みの軽減や歩きやすさなどお身体の変化を実感することが出来ます。椎間板ヘルニアでは筋肉が柔らかいか硬いかという事も関係していると言われており、筋肉が柔らかい人は症状が軽く、痛みが少なかったり普通に歩けたりもするので腰痛の方や腰に不安感のある方は前もってヘルニアにならないように施術を受けていただくことで、ヘルニアにならない為の予防になりますし、もしヘルニアになってしまったとしても症状の軽減が見込めます。 -
施術頻度はどのくらいか
改善するための頻度はいかに日常で身体に負荷(仕事、家事、体勢)が加わるかそして、現在の身体の状態で頻度は大きく変わります。
例として力仕事で痺れが両脚に出ていてさらに上手く力が入らないような身体で有れば毎日来ても来すぎということはありません。
もちろん痛みが少し引けば、ご自身でストレッチなどをしてあげる必要があります。
治療院は治療をする場所ですが、私達が身体の治療をできるのは1日の中でほんの一部です。
ご自身の身体を第一に考えそして、家族や仕事を守りたいなら治療をして満足ではなく、自分で出来ることをやることが1番身体にとっても嬉しいことなのです。